
「マインドマップ」とは似て非なるものであり、初心者向けではないが、発想は良い
この本で「マインドマップ」と言っているものは、トニーブザンの提唱するマインドマップとは似て非なるものです。
マインドマップそのものの描き方を知りたい場合は、この本ではいけません。
作者はソフトウェアテスト界では名の知れた方のようですが、ご自身のマインドマップが本当にマインドマップであるのか?というテストを行っていないようです。
医者の不養生になっています。
ちなみにマインドマップと似て非なる亜流ツールとして他にも例えばこんなものがあります。
アイデアマップ 脳をフル稼働させるマインドマップの新メソッド、図解 王様の「ブレイン・マッピング」―1枚の紙と1本のえんぴつが仕事を変える、たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい マインドマップを超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」等です。
この本で「マインドマップ」と呼んでいるものは、しかし残念なことにこれらの本とは更に別の亜流です。
ただし、この本は「マインドマップを描くこと」ではなくて「マインドマップを使うこと」を目的としているので、そういう点ではよいかと思います。
使うことを目的としているので、出来上がる「マインドマップ」が例えどんな亜流やニセモノであっても、あまり大きな問題ではなくなります。
使う目的がソフトウェアテストであるという点も、他のマインドマップ書籍とは違っているので、内容の重複もありません。
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