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ローマ人の物語〈33〉迷走する帝国〈中〉 (新潮文庫 (し-12-83))皇帝謀殺が続く不安定なローマ帝国も面白い
 次から次へと皇帝が殺されていき、ローマ帝国が衰退の一途を辿っていく一歩手前の時代。

年表だけみるととてもじゃないけど覚え切れないほどに皇帝が入れ替わっていて読み物としてつまらなくなるんじゃないかと思っていたら、とんでもない間違いだった。

これまで読んできた中でローマの政体が頭に入ってるので、それぞれの皇帝がどこで生まれどのような生い立ちを経て皇帝になったかを読んでいるだけで面白い。

ローマ皇帝にアラブ人がなっていたことがあるというのは初耳だった。

黒人大統領の誕生に驚いている場合じゃないんですね・・・



 ローマ帝国の外敵が徐々に強大になっていく様子は読んでいても面白い。

ゲルマンの男達を「生活水準の向上を汗でなく血で勝ち取ろうとする生き方」と書き上げる著者の筆力にグイグイ引き込まれていく。




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